伝わらないことはすばらしい

私は最近基本的に全ての歌ものの歌詞を英語で書いているんだけども、そこに大してこだわりはなく、基本的にいくつかのしょうもない理由からです。理由の1つめは、

メロディ作るのが楽だから

です。「世界へ向けて私の歌を届けたい!」とか1ミリも思っていない。というか歌詞とか普通に恥ずかしいだけのなにものでものないので誰にも伝わらなきゃいいのに、くらいに思っている。

ほんと、聴いてくれてる人には申し訳ないけども、文法とかも、合ってるのかもよくわからん。一応Google翻訳とかDeepLとか使って何回も確認はするけども。
日本語で作るより圧倒的に英語で作った方が早いんですよね。日本語から作るのに。
日本語って、なんか、カクカクしてるじゃない?それに対して、英語は横に流れていくような感じだからさ、音楽的にめちゃくちゃ作りやすいんですよ。次の音に繋がりやすい言語。だから、日本語歌詞の曲を作るのに1ヶ月とかかかるけど、英語歌詞にするだけで1週間で作れちゃったりする。効率化を極めたら、英語になった。それだけ。

あと、もうひとつの理由は

使ってるディストリビューター(配信仲介業者)がアーティスト名と楽曲タイトル名を一致させないとAppleのサービスで配信させてくれないから

です。これほんとひどい話なんですけど、私は「HYLE」という名前で配信しているじゃないですか?英語じゃないですか?だから、楽曲タイトルも英語じゃないといけないんだってさ。ほんと意味わかんねーんだけど、このルールを守らなければ、ディストリビューターはiTunesとAppleMusicに配信してくんない笑(なぜかAppleのサービスだけの謎ルール)

多分、TuneCoreとかまともなディストリビューター使ってればそんな問題ないんだろうけど、私が使ってるのは海外の激安ディストリビューター。「すっげー安いじゃん!」と飛びついて金払った後にこの謎ルールが適用されることを知り、詰んだ。英語タイトルでしか配信できなくなった。
ゴリゴリの日本語歌詞なのにタイトルが毎回英語っておかしいし、サビの決め台詞的な場所で毎回そこだけ英語考えるのも面倒くさい。それなら最初から全部英語の方が全然やりやすい。ということで、たまには日本語歌詞作ろうかな〜という気も失せた。

最後の理由は、やっぱり

歌詞の意味が伝わらないから

でしょうか。

冒頭でも触れたとおり、普通に恥ずかしいってのも理由の一つではあるんだけども、それよりなにより私が使う日本語って、なんか、言葉がキッツイ?らしくて。昔とあるレコード会社と一緒にレコーディングしてたときに、喧嘩して日本語で「誰のいうことも聞きたくない」っていう歌詞の曲を作ったら、普通に契約切られました。ハイ。伝わりすぎるのってよくないよね。

基本、「怒り」から出発するようなタイプなので、身近な人間に、「この歌詞って自分のことディスってんだろか…?」みたいに邪推されるのが、非常に面倒くさい。(そしてだいたい邪推じゃなく大正解だからほんとに非常に困る)それなら、英語でぼや〜っとさせて、伝わらない方がいい。ぜんぶ伝わらない方が、私にとって都合がいいのです。