プラグイン、あえて1個だけおすすめするなら

なんということでしょう。
今年、プラグインを一個も買っておりません。単純にCubaseが進化しまくったのと、今まで買ったプラグインが良すぎてなんかこう「キー!!!これ欲しい〜!!!」っていうのがありませんでした。なので今年は全然機材にお金かけてないですね…。
まあでもKindle Unlimitedでサンレコ読みまくったりしたので、脳みそに投資した感じでしょうか。(月980円でアーカイブ読み放題なのでまじでおすすめ)

んで、Cubase内蔵プラグインもわりと出揃ってる感じだし、外部プラグインもまあちょこちょこ集めきった2020年年末、私があえて1個だけおすすめするならどのプラグインだろかな〜と妄想してみました。

外部プラグイン、あえて1個だけおすすめするなら「MetricAB」

はい。Plugin Allianceの「MetricAB」一択です。


このプラグイン、音を変化させるプラグインではなく、「音を比べる」ためだけのプラグイン(要はアナライザー)なので多分初心者には超つまんないプラグインです。でもね、初心者にとって一番必要なプラグインでもある。と私は思います。

なにが良いって、↑のでかくて丸い「A|B」ボタンを押すだけで、簡単に現在自分が作ってるプロジェクトの曲と、既存曲を読み込んで聴き比べちゃうことができるとこ。
いかに自分が駄目なミックスをしているか、笑えるほどわかっちゃうんですよねー。
作業中、ついつい主観的になって自分のミックスが最高に聴こえたりするじゃないですか。んで、3ヶ月くらいたったら後悔する。まあMetricABを使ったからといって後悔しなくなるわけではないのですが、今まで完成から3ヶ月後に100後悔していたのが50くらいに減る感じはあります。

音は変えられないが確実に己のミックス力が上がる

MetricABは、もうほんと超簡単に、細かーーく自分の作業中の曲と比べたい曲(リファレンス曲)とを比べることができます。
波形を重ねて視覚的に比較できたり、周波数を絞って聴き比べられるのがほんともうありがたいっつーか自分のダメさ加減がわかりすぎて辛いっつーか。
でもその分、己のミックス力は確実に上がります。音は変えられないけど、耳が進化します。

Wavesの簡単にM/S処理できるCenterとか簡単にウネウネ音が作れるOneKnob Pumperとかほんとお気に入りなんですけど、そういうのって、そういう音を作ったら終わりじゃないですか。それ以上遊べない。だいぶ面倒だけど頑張ればCubase内蔵のプラグインとかシンセだけで作れるし。
MetricABは分析アイテムなので、「俺は天才だから自分の感性だけでミックスする!!」系の人にとっては一番いらないプラグインだけど、地道に「ミックスうまくなりて〜」と願う凡人にとっては、これ以上ない素晴らしいプラグインです。使い方次第ではどこまでも遊び倒せる。単純にリファレンス曲変えたらまた新たに1から遊べるし。音変える系プラグインがゲームのソフトだとすると、このMetricABは完全にハードですね。私にとってはPS4ですPS4。

細かく細かく帯域を絞って分析したり、毎秒変化する音圧の数字をリアルタイムで比較したり。目標とする音源と比べて、レベルがあと何デシベル足りないのか、とか。
とにかく具体的に音、ビジュアル、数字ではっきり出してくれるんですよね。ありがて〜と同時に自分のショボさも浮き彫り〜。でもそれが成長には一番必要。結局耳を強化することがミックス上達の一番の近道だと思っております。