アルバム制作精神論

多くの音楽家にとって、音楽制作は楽しいものではあるけれども同時に辛いもの、めんどくさいものではないでしょうか。

私も、制作自体は好きだけど基本的に毎日寝てくらしたいだけの怠惰な人間なのでできれば何もしたくない。けれども作らねばならぬ。曲を。


まあ、生きていれば当然気分の波は尋常じゃないですよね。作りたい日もあれば作りたくない日も当然ある。一日中ゲームだけしていたい。ぬか漬け作っただけでドチャクソに褒められるだけの1日を過ごしたい。テレビで宮崎駿監督が「めんどくさい」連呼する映像を見て「うああああ愛してる!!!」と叫びかけるくらい大抵のことは面倒くさいと思っている私です。

と、いうことで基本的にものづくりは楽しくもありめんどくせえものです。アルバム制作となれば、そのめんどくささは尋常じゃありません。んで、この面倒臭さを乗り越えるために私はどうしているのかというと、


①1日のノルマをできるだけ小さいハードルに設定する
②きりのいいところで終わらせない


という2つを意識してやっております。まあ2つともよく知られた方法ですが、まんまと私も自分自身を操る際に利用させてもらっております。自分、とてもチョロいです。

ということはおいておいて、一応ちょっと詳しく解説してみます。


①ですが、できるだけ小さいハードルは私にとって「1日1小節だけなんかしら作ればよし」ということにしております。
なんかしら作れば良しの範囲に、なんかしら変化を与えればよしも入ってますので相当ハードルが低い仕様になっております。

1日8小節!とか1日1曲作る!とか、ハードル高杉です私にとって。
ということで、1日1小節までハードルを低ーーーくしてみたら、なんとか日々継続することができるようになりました。
ハードルが低いと、もちろんやる気ない日はほんとに1小節だけで終わっちゃったりするんですが、大体はそのままノッてきて1小節どころか24小節くらいすんなり進んじゃったり。1曲できちゃったり。
作業が進むことの方が多いです。
意志力が皆無の人間は、慣性の法則に頼る。間違いなし。


お次に②ですが、これもほんとよく知られた方法かと思いますが、きりのいいところで終わらせないことはとても大切です。日々やる気のない人間がやる気を保つためには、きりのいいところで終わらせることは死を意味します。
きりのいいところで終わらせると、次取り掛かるときのハードルが爆上がりするんですよね。

「次の一手が明らかにこれだ!」という状態であえてそこで走りきらず、休憩を挟んだり翌日に持ち込む。そうすると、取り掛かりがめちゃくちゃ早くなって「今日も何も出来なかった…」状態を脱することができます。そう、「今日も何も出来なかった…」状態から抜け出すのって、本当に大事。


ということで、アルバム制作精神論について語ってみました。
意識の高い方はこんな手法に頼らなくてもスイスイ何事も片付けていってしまうんですかね。ただただ羨ましい。